はじめに
「地学って、独学で東大レベルまでいけるの?」——そう思う人も多いかもしれません。でも、実は十分可能です。
私が地学を本格的に始めたのは、高校三年生の8月頃でした。それまでは学校の授業で化学を勉強していたのですが、どうしても好きになれず、思い切って地学に切り替えることにしたんです。もともと地学には興味があって、高校1、2年生の頃に地学基礎レベルの内容には触れていました。でも、理系地学(発展的な内容を含む地学)をがっつり始めたのは、本当にギリギリの高3の8月からでした。
しかも私の通っていた高校では、そもそも地学の授業自体が開講されていませんでした。つまり、選択肢なく独学一択。それでも最終的には、東京大学の二次試験に対応できるレベルまで実力を伸ばし、無事合格することができました。
この記事では、そんな私が実際にたどった参考書ルートを、3つのステップに分けて紹介していきます。「地学、独学で本当に大丈夫かな」と不安に思っている人の参考になれば嬉しいです。
STEP1:教科書と資料集を読む
正直に言うと、このステップ1が一番大事です。ここをサボると後がしんどくなります。
大前提として、試験に出るのは基本的に教科書に書いてあることだけです。だからこそ、まず教科書の内容をきちんと理解することがすべての土台になります。
ただ、教科書の文章って正確ではあるんですが、図や写真が少ないぶん、正直イメージしづらいんですよね。文字だけ追っていても、なかなか頭に入ってこない。そこで頼りになるのが資料集です。文章だけでは掴みにくい現象やしくみも、図やイラストがあると「あ、そういうことか」とスッと理解できるようになります。
私が使った教材
- 教科書:啓林館(地学の教科書は啓林館か数研出版のどちらか)

- 資料集:数研出版(資料集は数研出版か浜島書店のどちらか)

地学は教科書も資料集も、そもそも選べる種類がそんなに多くありません。私は教科書に啓林館、資料集に数研出版のものを使いましたが、どちらを選んでも大差はないと思います。大事なのは、この2冊を一緒に使いながら、文章と図表をリンクさせて理解を深めていくことです。
STEP2:問題演習をこなす
基礎知識が頭に入ってきたら、次はいよいよアウトプットです。
メイン教材:『センサー地学』
『センサー地学』は、地学の教科書傍用問題集としてほぼ唯一といっていい存在です。正直、これ以外に「これ」といった問題集がなかなか見つかりません。書店にはあまり置いていないので、啓林館の公式サイトから購入する必要があります。
もともとは啓林館の教科書に対応した傍用問題集という位置づけなのですが、入試地学で問われる主要な問題パターンをかなり幅広くカバーしているので、本当におすすめできる一冊です。間違えた問題はそのままにせず、その都度教科書に戻って確認する。この地道な繰り返しが、一番効果がありました。
演習量を増やしたいなら:『全国大学入試正解 地学』(くぬぎ出版)
「センサー地学だけじゃちょっと物足りないかも」と感じたら、『全国大学入試正解 地学』(くぬぎ出版)にチャレンジしてみるのもありです。ただ、優先すべきはあくまでセンサー地学。まずはこれを完璧に仕上げることを目指してください。
STEP3:各大学の過去問を解く
問題演習を重ねて実力がついてきたら、いよいよ最終ステップ、志望大学の過去問演習です。
私の場合は、東京大学の過去問をひたすら解いていきました。過去問を解くことで、東大特有の出題のクセや、記述問題の書き方のコツが自然と身についていきます。ここが、合格への最後の仕上げになりました。
まとめ:地学参考書ルート
というわけで、ここまで紹介してきたルートを改めてまとめると、こんな流れになります。
まずSTEP1では、教科書と資料集で基礎をがっちり固めます。教科書は啓林館か数研出版、資料集は数研出版か浜島書店。どちらを選んでもOKですが、教科書だけだとイメージが湧きにくいので、資料集とセットで使うのがポイントです。
続くSTEP2では、『センサー地学』(啓林館)でひたすら演習を積みます。公式サイトでの購入が必要で少し手間ですが、それだけの価値はあります。物足りなくなってきたら、『全国大学入試正解 地学』(くぬぎ出版)をプラスするのもいいでしょう。
そして最後のSTEP3で、志望大学の過去問に取り組みます。私自身は東大の過去問を解き込むことで、実戦感覚を養っていきました。
地学は、そもそも使える教材の選択肢がそこまで多くないので、迷う時間が少なく、ルートがシンプルなのが実は独学向きな科目です。「教科書・資料集で理解する」「センサー地学で演習を積む」「過去問で仕上げる」——このシンプルな3ステップを地道に積み重ねていけば、独学でも東大レベルに手が届くはずです。

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